2011年東北地方太平洋沖地震の際に観測された地震動特性とアレー微動観測から推定されたS波速度構造によるサイト増幅特性の整合性の程度から、2011年東北地方太平洋沖地震の東京湾西岸部に於ける周期2~3秒の強震動は、地表面から200m以上の深部地盤構造を考慮した上で、実体波であるS波を仮定した1次元解析より評価可能であることが分かった。