「福祉仮設住宅」とは、阪神・淡路大震災以来、社会情勢の変化とともに、高齢者・ 障害者・子どもなどケアを必要とする人々への対応が一層手薄になっている現状から、高齢化率の進行が早い東日本大震災被災地での、いわば臨時的な措置であると捉えていた。しかし臨時的な措置というには、現地の被災実態が深刻であるにもかかわらず、人的な配置が不十分な上に、医療体制への配慮もかけている様に思った。