本研究での分析に用いたデータは,新潟県中越地震が発生してから約1年を経過した時点での被災世帯の意向などであり,その後の変化もあり得る未確定なデータである.そこで,応急設住宅退去後に世帯の居住地や集落コミュニティの変化に関する継続的な調査を実施し,経年的な変化を捉えるとともに,最終的な状況を把握・分析していく必要がある.