今後、発災時における救援物資の円滑なロジスティクスを実現するためには、被災地の状況に応じた供給の優先順位を念頭に置くとともに、発災後の段階に応じた体制を構築することが望まれる。すなわち、現地の備蓄で対応すること、現地状況を確認できなくても、水や食料などを自衛隊等の協力も得ながらプッシュ型で早期に送付すること、物流企業等の協力により、安定的に供給できるロジスティクスシステムを構築すること、多様化する県民ニーズへ対応できるよう、多種少量の物資を供給できる体制へ発展させる計画を策定することである。