初期段階では、警察及び消防へ電話しても繋がらないなどの状況から、県民等から救助の要請、救助に関する情報が県災害対策本部に次々と寄せられ、その対応に追われることとなった。本来公開しない本部事務局の連絡先が、外部に伝わってしまったことも、この状況に拍車をかけた。また、電子メールやツイッターで寄せられる救助情報も多く、不確かな情報、重複した情報、デマなども無制限のうちに入って来たことから、それらを確認、整理するために多くの労力を要し、本部事務局の業務に対する負担となった。本来業務に支障が生じないよう、外部に公開する電話窓口の取扱いに注意することを徹底することやどのような情報を優先して処理すべきかの方針を確立する、救助に関して具体的な対応結果を迅速に公開する、といった対応が必要である。