どのようなリスク対策であっても、実効性のある施策として平時から準備を進めることができるか、また有事に想定しとおり機能するか否かは、非常事態に直面して決断する役員一人一人、そして行動する従業員一人一人にかかっている。そのためには、直面するリスクを従業員が意識するよう、常日頃から学習する、あるいは学習するよう働きかける風土を築き、社内にリスクへの意識や認識を浸透させていくことが必要不可欠である。