系列による支援では、大手の卸売事業者がリーダーシップを発揮し、他地域の系列事業者や本社の社員を現場に急行させ、安否確認・復旧・物資供給等を迅速に行った。また地域の販売店や県協会支部、保安センターなどが協力し点検や供給の際に相互支援を行ったケースや、県協会同士のつながりによる支援なども目立った。これらの支援の実効性は高かったものの、全体として個人的なつながりによる行動や、突発的な支援が多く、支援が重複することや十分な支援の行き届かない事業者・地域が発生することもあり、今後は系列や協会や個人的なつながりを超えた、ある程度組織的かつ全体的な支援体制の構築が求められる。