多くの卸売事業者は、停電のため充填所における充填器を稼動することができず、復旧に向けての障害となったと報告している。一部の事業者は、系列親会社から発電機を借用したり、地方自治体やその他独自ルートで入手することで対応しているが、有事における電源の確保は、LPガス安定供給に資するために重要な要素との認識が広がっている。また、事務所運営を継続するために、小型の自家用発電機を備えていた事業者も存在したが、津波による浸水の影響で故障してしまったケースも報告されており、保管場所も含め、LPガス事業者向けの発電機導入について、検討を進める必要がある。