供給再開の妨げとなった要因として、停電による充填機の停止や配送車両の燃料不足などが挙げられている。さらに、宮城県には各ローリー会社のLPガス配送拠点が存在し、多数のLPガスローリーが津波により流出したが、各社は他地域からローリーを補填し、配送回転数を上げるなどして対応したため、供給再開に向けた大きな妨げとはならなかった。しかし、今回のような大震災が繁忙期(12~2月)に発生する場合、ローリーの確保が課題になり得るという点も指摘されている。