本震から数分~数年後の弱震及び強震のDNLHHの低下の様子は観測点ごとに異なっており、MYGH10では長くて数ヶ月で本震前のレベルに戻ったのに対し、TCGH16およびFKSH14では3年近く後でも全体として本震前のレベルに戻っていなかった。MYGH10とTCGH16の本震時の最大加速度はいずれも1G超であり、両者の応答特性の長期的な変化の違いは地盤の違いによるものとみられる。