(3)数量化I類の理論を適用し、管種、亘長、建設年及び36の有無を考慮した微地形のカテゴリごとに、被害率の実データに対する回帰式を導出した。一般区間と比較して橋梁区間では地盤、橋台背面盛土及び橋桁それぞれの震動により被害が大きくなり、さらに、36領域ではマンホールや埋設管の浮き上がりによる屈曲や土砂流入等により被害率が大きくなることが回帰式の補正係数の大小に反映されている。また、管種はVとSA、亘長は100m以上、微地形は沖積平野の36あり・なしのそれぞれの場合において、補正係数がプラスあるいは0近傍の数値を示し、上述した(2)の知見を裏付ける結果が得られた。