東日本大震災津波避難合同調査団の形成と山田町・石巻市担当チームによる調査結果 ―調査概要―

(1)合同調査団として山田町・石巻市担当チームが実施した調査に対し被災者から表立った苦情が寄せられたことはなかった。また、合同調査を通して他のチームとの研究交流が促進された。今回は端緒的な取り組みであったが、各グループが自主性と創造性を損なうことなく連携することにより、重複調査を避けて被災者への負担を軽減し、調査モラルも併せて向上できることを確認した。この報告で述べた合同調査団方式は多数のグループが大災害の現場を調査する際のモデルの一つとなり得る。今回の経験を継承し発展させることが望まれる。

作成日:
2018/04/16 
作成者(論文:筆頭著者,報告書:発行機関):
後藤 洋三 
フェーズ:
復旧復興期 
対象:
住民 
カテゴリ:
避難行動 
場所:
沿岸部 
区分:
論文 
掲載誌名:
日本地震工学会論文集 
掲載巻ページ:
Vol. 15 No. 5 
出版者:
地震工学会 
災害種別:
東日本大震災 
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