2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震および余震・誘発地震で確認された関東地方の36発生事例を調査し、土地の旧地形、造成履歴、微地形区分、過去の地震による36履歴との関係を検討した。さらに、微地形区分毎の36発生率を求めた。その結果、以下のことが明らかになった。
1) 関東地方で36(埋戻し土の36による下水管渠やマンホールの浮上・堤体の36を除く)が確認された市区町村は、1都6県の130市区町村であった。36発生地点を250mメッシュ単位で数えると合計7,987メッシュとなり、東北地方の約13倍であった。