耐震性能残存率の分布の下限値に関して、気象庁計測震度、PGV、SI値に対して負の相関が認められた。PGAに対してはあまり明瞭な傾向は確認できなかった。中破以上と判断された「RC」建物において、耐震性能残存率Rと気象庁計測震度、PGA、PGVおよびSI値の相関係数はそれぞれ-0.51、-0.39、-0.50、-0.51であった。気象庁計測震度、PGVおよびSI値では同程度の相関係数を示している。