東北地方太平洋沖地震において得られた大振幅時における地震観測シミュレーションにより、免震構造物の上下方向減衰定数を検討した。免震層に約 10~20%程度とすれば、観測記録と整合する結果となり、これは既報1)における中小地震観測記録による検討結果と概ね整合的であった。