東北地方太平洋沖地震津波による海岸林の被災分析と文化的景観の特質に関する研究 -宮城県仙南平野岩沼市沿岸部を対象として-

第二に、上記の分析を踏まえて津波による残存林の詳細な調査を行った。あわせて5mDEMによる詳細な標高図を作成し、海岸線から距離との相関分析を行った。この結果、文化的景観ユニットと海岸林の残存率が極めて密接に関係していることがわかった。残存率80%以上の海岸林は、「伊達歴史林」のみであり、残存率50%以上も「砂丘林」にほぼ限定されることがわかった。前者は、藩政時代から手厚く継承されてきたものであり、後者は、集落の共有林としての維持が行われてきた。昭和初期から創り出されてきた海岸線から200m以内の「緑の渚」は、ほぼ壊滅した。

作成日:
2018/04/16 
作成者(論文:筆頭著者,報告書:発行機関):
石川 幹子 
フェーズ:
直後・初動期 
対象:
企業・学術機関 
カテゴリ:
津波 
場所:
沿岸部 
区分:
論文 
掲載誌名:
都市計画論文集 
掲載巻ページ:
Vo.l.48 No.3 2013 
出版者:
日本都市計画学会 
災害種別:
東日本大震災 
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