東北地方太平洋沖地震津波による海岸林の被災分析と文化的景観の特質に関する研究 -宮城県仙南平野岩沼市沿岸部を対象として-

本研究は、東北地方太平洋沖地震津波の中で、かろうじて残存した海岸林について、残存の理由を学術的に解明することにより、減災という国土保全のも目標に対して「回復力の高い」海岸地域形成のための知見を得ることを目的としたものである。この結果、以下の点が明らかになった。
 第一に、従来の研究が、樹林の構造・規模・密度等と、外的要因としての津波という視点から行われてきたのに対し、海岸地域は、厳しい自然環境と人間の協働作業により歴史的に形成されてきた“文化的景観”であるという新しい視点を導入し分析を行った。方法論として、微地形分析、生活・正業の動的構造としての歴史的土地利用変遷、海岸防災機能の実態としての海岸林植生構造を重ね合わせ、土地所有、管理形態を踏まえて、12の「文化的景観ユニット」の提示を行うことができた。

作成日:
2018/04/16 
作成者(論文:筆頭著者,報告書:発行機関):
石川 幹子 
フェーズ:
直後・初動期 
対象:
企業・学術機関 
カテゴリ:
津波 
場所:
沿岸部 
区分:
論文 
掲載誌名:
都市計画論文集 
掲載巻ページ:
Vo.l.48 No.3 2013 
出版者:
日本都市計画学会 
災害種別:
東日本大震災 
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