緊急対応・応急対応期での自治体間の人的応援における 応援自治体(拡張型組織)の特性 -熊本地震時における神戸市からの職員派遣の事例から-

組織内で分化が進むと,部門間の調整は次第に困難になると考えられる.第 5 章第 3 節で明らかにしたように,組織としての一体性を確保するために,分化した部門を統合する方法として,神戸市の職員派遣では,ドメイン別に職員派遣の34を行う局等から,随時,「緊急応援対策本部」の事務局である神戸市危機管理室へ情報の報告が行われた.このことから,拡張型組織において,分化した組織を統合する方法として,集中型の22構造をとることが考えられる.

作成日:
2018/04/16 
作成者(論文:筆頭著者,報告書:発行機関):
本莊 雄一 
フェーズ:
直後・初動期 
対象:
行政 
カテゴリ:
広域連携体制 
場所:
その他・非該当 
区分:
論文 
掲載誌名:
地域安全学会論文集  
掲載巻ページ:
No.31 
出版者:
地域安全学会 
災害種別:
熊本地震 
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