神戸市における職員派遣の34は,ドメイン別に,その業務を所管する局等が,既存の職員派遣スキームに基づいて行った.また,神戸市では,職員派遣の34の組織内構造は分権型であったといえる.この分権構造によって,迅速な職員派遣の決定につながったことがわかった.このことから,拡張型組織では,迅速な34を行うために,組織内をドメイン単位の部門に分化され,また,部門の自律性を高めるように,権限を部門に大きく委譲されることが望ましいと言える.