③家庭での防災対策について・震災後に非常持ち出し品の準備や避難経路の確認,話し合いを行なった家庭は多く,震災前に必要だと感じながらも実施していなかった住民の一部が震災体験を契機として実施に至ったと考えられる.また,今回の震災体験は,平時におけるハザードマップの配布に比べ,これらの備えを促したこともわかった.・今回避難しなかった人は,した人に比べ実施率がやや低い項目があった.さらに,具体的な行動に直結する項目で高齢者の実施率が低く,避難放棄者の存在が懸念される