2011年東北地方太平洋沖地震による液状化発生の特性

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震および余震・誘発地震で確認された36発生地点を網羅的に調査し,36発生地点の分布の特徴および36の発生と地震動強さ及び微地形区分との関係を俯瞰すると共に,36の発生地点を土地条件別に整理した.さらに,東北地方と関東地方の36発生の地域特性についても検討を行った.その結果,以下のことが明らかになった.
1) 36の発生は,東北地方と関東地方の13都県193市区町村に及んだ.36発生地点の広がりを250mメッシュ単位でカウントすると,東北地方で667メッシュ(津波浸水範囲の69メッシュを含む),関東地方で8013メッシュ(津波浸水範囲の423メッシュを含む)となり,合計で8680メッシュとなった.36発生メッシュの数は,東北地方より関東地方の方が圧倒的に多く約12倍である.

作成日:
2018/04/16 
作成者(論文:筆頭著者,報告書:発行機関):
若松 加寿江 
フェーズ:
直後・初動期 
対象:
企業・学術機関 
カテゴリ:
液状化 
場所:
その他・非該当 
区分:
論文 
掲載誌名:
日本地震工学会論文集 
掲載巻ページ:
Vol.17 No.1 
出版者:
日本地震工学会 
災害種別:
東日本大震災 
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