岩手県と宮城県の住宅が全壊した地域において、リアス部で住民の約23%、平野部で約27%が地震発生から津波来襲までに帰宅していた。帰宅には自動車が多用され、平野部では 75%に達している。帰宅に要した時間は、自動車の場合はリアス部で平均18分、平野部で平均24分、徒歩帰宅の場合は12分と19分であった。平野部の自動車帰宅の場合には速度の低さとそのばらつきから渋滞の影響が認められた。