本研究では、発災から3年後と4年後の2時期における被災者の生活復興感の変化に関する質問紙調査のうち、この復興感に寄与すると考えられる仕事に関する支援・要望に焦点を当て、これに関する自由回答記述を基に意味空間の時系列分析を行った。明らかになった点は以下のとおりである。1)年齢別での復興感では、30歳以下の年齢層では低復興感の存在が認められたほか、加齢に伴う低復興感の微増傾向が見られた。