②自宅の浸水リスクに対する認知について
・標高による違いが大きいが,それを考慮しても震災前からの変化は確認できなかった.
・事前にハザードマップを見ていたかや避難場所を決めていたかによる事後のリスク認知の差は見られず,被害を受けなかったことで危機意識が低下するような事態は確認されなかった.一方で,浸水想定区域内の居住者の中でも避難した人としなかった人によって浸水リスク認知に大きな差があった.震災を体験しても,住民全体の危機意識が高まってはおらず,避難する意思が強い人とそうでない人に分かれているものと考えられる