・直接避難しなかった人のうち,外出先から自宅へ戻る,子どもを迎えに行くという行動をした人は特に不適切と考えている割合が低く,危険を承知で行われたと考えられる.これらの行動は強い使命感や愛着により発生しやすいことから,単に封じ込めようとするのではなく,このような行動をとらなくて済むような方策,すなわち家族の27ができる手段の整備や学校施設の高台移転などによって減災を図る必要がある.