こころのケアの目的は、被災者が持っている回復力(レジリエンス)を発揮しやすくすることである。回復力を強化するのは、災害直後の状況なら安全と安心の確保であり、復興期には生活再建が進むこと、役割を回復することなどであろう。そのために、さまざまな領域の支援を組み合わせながら、時にそれぞれの垣根を踏み越えながら、長期に支援を提供することが重要となる。