広域巨大災害には、自助である住まい手による自力再建、共助である地域主導の地域住宅復興(6)、それを補うボランティアの労働力など、多様な主体の活力や意欲を最大限にいかしていくことが有効である。広域巨大災害に向けては住宅再建支援という枠を超えて、多様な主体による事前・事後の住宅復興への転換が求められているのである。