また、一人ひとりの津波避難の事情に注目し、その対応策を具体的に考えることは、これまでの津波減災の限界を突破するには優れているが、実践するには困難がある。たとえば、自力で避難することはできない足腰の弱いお年寄りに、どのような方法で、誰が支援するかなど、現段階では、必ずしもすぐには解決できない課題もある。