被災した地域社会が災害復興を通して生活の安心感を形成しようとするプロセスは、「無知型安心の状態→震災→無知型不安の状態→支援1→能動型不安の状態→支援2→能動型安心の状態を目指すプロセス」と考えられ、また生活の安心感の形成には「人々の能動的な意識」が不可欠で、本論で着目した「いかにして技術的安全を受容する人々を能動的にならしめるか」に対しては「支援1」がそのアプローチを考えるうえでヒントとなる。