今回提案したGISの機能とユーザーニーズを結びつけて意思決定支援を具現化するための可視化スキルを標準形としてセットで活用していけば、これから起こりうる広域災害のEMT活動において重要なことは、必ずしもDMAT(Disaster Medical Assistance Team:災害派遣医療チーム)のようにその分野のスペシャリスト集団を揃えることではなく、チームとして機能することの担保を目指すことに優先度がある。そのような体制構築を検討する際にも、災害ボランティアの受け入れのように、その人の可視化スキルも加味したアサインメント管理を行うことが大事となる。