災害ボランティアの被災地支援

筆者が,「日本災害救援ボランティア・ネットワーク(NVNAD)」(兵庫県西宮市)の活動を通じて訪問した新潟県小千谷市では,市職員とともにボランティアの方々が,民間企業の協力も得ながら,福島県からの避難者約200名の支援にあたっていた(日本災害救援ボランティア・ネットワーク,2011)。これらのボランティア活動も,もちろん,超広域災害における重要なボランティア活動であるが,しかし,こうした遠隔地で被災者支援にあたっているボランティアは,上記の人数にはカウントされていない。さらに加えれば,上記のNVNADは,新潟県における福島県からの被災者の支援活動としてのボランティア活動(たとえば,募金活動,救援物資の収集・仕分け・発送など)を兵庫県内で進めているが,これらの活動にあたるボランティアも,上の統計数値には入ってこない。このような構図は,むろん,ここで例示したNVNADのケースに限られるわけではなく,今般の超広域災害の被災地支援のさまざまな場面で見られ,これらの全貌をどのように把握し,かつ,被災地(被災者)のための支援へとオーガナイズするかは,今後重要な課題となろう。

作成日:
2018/04/16 
作成者(論文:筆頭著者,報告書:発行機関):
矢守 克也 
フェーズ:
その他・非該当 
対象:
住民 支援団体 
カテゴリ:
被災者支援 
場所:
その他・非該当 
区分:
論文 
掲載誌名:
自然災害科学 
掲載巻ページ:
Vol.30, No.1 
出版者:
自然災害学会 
災害種別:
東日本大震災 阪神・淡路大震災 
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