各変数を正規化して変数の影響度の強さ(正規化後の回帰係数)を比較すると,津波自体に関する変数の影響度が比較的大きいが,高齢化・産業合成変数も被害率の対数にして全体の15%程度,元の被害率に直せば41%程度の影響度を占めている。このことは,人的被害を評価する上で社会的要因を考慮することの意義を示していると考える。