災害対策基本法は, 1959年の伊勢湾台風の経験を踏まえて制定されたものであるが,東日本大震災のように複数の市町村が行政能力を失うという事態に対応できる内容とはなっていない。自治体間の応援・派遣について定めるのみならず,その応援調整のあり方についても定めておく必要がある。