提案手法では,津波の影響(波力・浸水・漂流物による施設損傷,供給源の機能喪失,がれきによる復旧支障など)を考慮していないにもかかわらず,被災地全体のライフライン機能のマクロ評価としてほぼ妥当な結果が得られたのは,そこに理由があると考えられる.しかし津波の影響は発生メカニズムが異なるため,今後は別途考慮することが望ましいといえる.