国際捜索救助チームの受け入れにおいては,以上に述べた有効性と課題がみられたが,今後日本で想定される首都直下地震,南海トラフ巨大地震などの大規模災害においては,被害の規模が大きく国内資源が不足する可能性があることや,望まぬ国際支援が来た場合の対応を検討する必要がある,という点において,現行の国際支援受入システムの改善策の検討が求められる