生活再建過程の6種類のパターンに該当する指標の数には偏りがあり,指標の関連性も直接的なものから間接的なものまで混在していた.ここで,被災者の生活再建において.外形的再建と内面的(心理的)再建が存在すると考えると,後者をよく表すであろう「こころとからだ」に相当する指標が少なかったために.本論文において,内面的な再建は十分に把握できなかったものといえる