増築部が主屋に接続されている事例5棟中4棟で,主屋部分の倒壊状況が緩和されていた。増築部は一般に築年数が短かく経年による耐力低下が少なかったこと,特に近年の増築部は面材が多く用いられ壁式構造として建物内で一つのコアを形成していることが,接続する主屋の倒壊を抑制するように作用している.