Incident Command Systemに照らしたわが国の災害対応における情報処理過程の分析評価 : 2004年新潟県中越地震災害の小千谷市災害対策本部の活動を事例として

本稿では,小千谷市災害対策本部を対象とし,当本部にて処理された情報をもとに,実際に取られた業務の洗い出しを行った.さらに, ICSのフレームワークを利用した「所管体系」と,危機対応関連情報の整理からの業務の抽出・体系化により得られた「政策体系」を2軸とし,各業務に対する情報の位置づけを明らかにすることで,情報処理の視点からみた危機対応時の組織運用の像
を推測・検討した.その結果として,危機対応という営みの中で災害対策本部では,現場の最前線で危機対応を実行する従事者に対し,彼らを後方支援する役割を担うことが明らかとなった.

作成日:
2018/04/16 
作成者(論文:筆頭著者,報告書:発行機関):
井ノ口 宗成 
フェーズ:
その他・非該当 
対象:
行政 
カテゴリ:
災害対策本部 
場所:
その他・非該当 
区分:
論文 
掲載誌名:
地域安全学会論文集 
掲載巻ページ:
№7 
出版者:
地域安全学会 
災害種別:
新潟県中越地震 
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