都市設計をする上で,広域避難場所など避難対策としての空間配置設計だけでなく,事後の応急対応策を考える中で,仮住まいなどの供給が可能な空間を確保しておくこと,さらにどの程度有しているのかを地理情報(場所・距離・広さ)で把握しておくことは,被災後の住まいの再建過程を描く上で重要な事項であるといえる.