阪神淡路大震災における震度7エリアの分布図に,本システムに登載された現在の阪神地区の災害拠点病院分布と病院情報を重ね合わせたところ,強震域に位置する病院や搬送先として適した病院が一目で判別可能であった.これらデータベース化した病院情報や地理的情報の整備は,災害医療活動における方針決定の迅速化や病院間の連携を促し,最終的に大地震災害発生直後の災害医療活動の体制構築に寄与できると考える.