集団移転による被災集落の分割実態とその影響 : 新潟県長岡市西谷地区の事例を通して

ほとんどの残留世帯は確かに元の居住地にとどまることを望み,とどまってきた.しかし当初の残留意向は必ずしも現時点での定住意識につながってはいない.標高の高いエリアに居住する世帯の大半は,日常的な近隣との接触や人の気配の喪失を意識しており,また移転世帯との交流も減少あるいは消滅させている.これらのことが「とどまりたい」という意向を変質させ,定住意識を低下させてきたと考えられる.

作成日:
2018/04/16 
作成者(論文:筆頭著者,報告書:発行機関):
田中 正人 
フェーズ:
復旧復興期 
対象:
住民 
カテゴリ:
防災体制 集団移転 
場所:
その他・非該当 
区分:
論文 
掲載誌名:
地域安全学会論文集 
掲載巻ページ:
№13 
出版者:
地域安全学会 
災害種別:
新潟県中越地震 
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