被災者台帳に基づく包括的な被災者生活再建支援業務の実態分析 : 2007年新潟県中越沖地震における柏崎市を事例として

本研究の成果は,業務の集中度,その発生の様相などを俯瞰的かつ包括的に把握することはできる.しかし,具体的な業務量に関しては,他自治体において同数となるとは限らない,そのため,今後の研究を通して,14業務における業務量を規定する要因を明らかにするとともに,シミュレーションを可能とするモデルの構築を目指す.これが実現されることで,被災経験のない自治体であっても,復旧・復興期における被災者生活再建支援の業務展開が予測できるため,事前から体制整備の検討が効果的に進められると考えている.この観点からも,本研究で得られた分析結果は,効果的かつ合理的な被災者生活再建支援業務の実現に大きく寄与するものであると考えている.

作成日:
2018/04/16 
作成者(論文:筆頭著者,報告書:発行機関):
井ノ口 宗成 
フェーズ:
復旧復興期 
対象:
行政 
カテゴリ:
シミュレーション 
場所:
その他・非該当 
区分:
論文 
掲載誌名:
地域安全学会論文集 
掲載巻ページ:
№13 
出版者:
地域安全学会 
災害種別:
新潟県中越沖地震 
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