本研究は、散在する情報をデータセットとしてまとめ地図化することによって全体像を明らかにするという支援活動を行う中で、現実として行政における被害・災害対応データが紙ベースで行われていることなどそのデータの特徴について整理をして、複数自治体における異なるフォーマットにおいてデータ入力・データセット作成のあり方について論じ、更に必要となるデータセット・データ更新のあり方についても論じてきた。本研究は、このような現実問題を解決する中で、問題解決のあり方を示してきたが、本来はもともとこのような考え方のもとに紙ベースなら紙ベースであっても、そのデータをデジタルにデータセット化するための仕組みや体制を整えておくべきである。