本稿では,情報の生成,伝達,認識,実効性に関する四つの視点を設定したが,例えば,過去に経験した災害での問題点を整理する段階やリスクアセスメントを実施する段階等で,何を共通の視点,座標軸として設定するのが実務として有効かについて,それぞれの主体で検討することが必要である.