固有モードを同定した結果、捩れを伴った並進振動モードが複数認められた。特に短辺方向1次並進振動モードは捩れ成分比が25.5%にも達していた。この要因として、耐震改修で剛性偏心が低減されていたことから、本震の損傷により短辺方向の剛性偏心が大きくなったことが考えられる。