一般に、超高層ビルでは、階層により揺れが大きく異なるため、通常地下階や1階に設置されることの多いビル防災センターでは建物の状況を把握することが困難である。そこで、火災に対する煙感知器と同様に、ビル内に地震計設置を設置して防災センターで集中的に中高層階の挙動を把握し、それらの情報をもとに、ビル内に適切な情報提供を行うことが必要と考えられる。