中高層建物の被害は2005 年福岡県西方沖の地震の福岡市中央区舞鶴でのデータに含まれており、計測震度5.7、最大速度65cm/s で8 階建以上の非木造建物には約5%の全半壊率がみられている。したがって、既往の研究6)でも指摘されているように、中高層非木造建物の場合には上述の非木造建物の結果より被害率はかなり高くなるものと考えられる。