火災延焼による人的被害波及と水道消火栓機能

兵庫県南部地震において、水道配水管および給水管の被害による消火栓の稼動不可がどのように火災の延焼動態、人的被害に影響したかについて分析を行った。水道配水管および給水管に被害が生じ、その被害箇所からの流出によりほとんどの配水池において地震後約1 時間で水位がゼロとなり、その後入水が停止したことで消火栓へ水が全く来なくなったことが配水池の状況などから見ることができた。水道管に被害がなく消火栓が使用可能であったとした場合、消防隊は到着後すぐに消火栓を使用して放水を行うことができ、また防火水槽などのように水が枯渇するということがなく、効率のよい消防活動を行うことができたと考えられ、その結果、人的被害が生じた火災52地域のうち6 地域で火災の延焼をより小規模に留め、人的被害を防ぐことができたという推論に至った。

作成日:
2018/04/16 
作成者(論文:筆頭著者,報告書:発行機関):
高田至郎 
フェーズ:
直後・初動期 
対象:
その他・非該当 
カテゴリ:
人的被害 
場所:
その他・非該当 
区分:
論文 
掲載誌名:
日本地震工学会論文集 
掲載巻ページ:
Vol.5, No.2 
出版者:
地震工学会 
災害種別:
阪神・淡路大震災 
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